リアルタイムで議論がビジュアル化されていく…! ~グラフィックレコーディングのワークショップに参加してきました!①~
インフォグラフィックスから派生してグラフィックレコーディングにも興味を持ち始めたあめです。
そんなわけで、こちらのワークショップに参加してきました!
講師はTokyo Graphic Recorder 清水淳子さん。
前半は清水さんの講義とワークショップで基礎を学び、後半は学生スタッフさんの座談会をグラフィックレコーディングするという実践形式で行われました。
前半の講義の模様は、なんと清水さんのもとで修行中の学生さんが実際にグラフィックレコーディングしていました!その画像が上の1枚と下の2枚。
修行して数ヶ月とは思えない仕上りですよね…!学生のうちからこんなスキルを身に付けているとは、なかなかすごいです。。
グラフィックレコーディングって、なに…?
今回のイベント案内ページより引用します。
社会課題の複雑化にあわせて、企業や地域を中心に対話の場作りを通じた課題解決のための実践がふえています。そのためのワークショップやファシリテーションの手法は数多く開発されていますが、近年「グラフィックレコーディング」と呼ばれる課題解決の手法が注目を集めています。
課題解決の場をマネジメントする手法のひとつのようです。
グラフィックレコーディングとは、議論や対話のプロセスを構造化して、ビジュアルとしてリアルタイムで描きだす手法です。
会議や打合せの議事録をとる経験は皆さん一度はあるかと思います。
文字で記録するのも大変なのに、リアルタイムで“見える化”していくグラレコは相当な技術や訓練が必要に思えてきます。。
グラフィックレコーディングって何のためになるの?
アウトプットの視点
良い感じに議論ができて、良い感じにまとまった会議の後って、ものすごく充足感に満ちますよね。それって会議で決まったことだけに満足しているのではなく、そこに至るやりとりも含めて満足している状態ではないでしょうか。
しかしその場にいなかった人たちには、結論は共有できても、プロセスの豊かさや議論の広がりまではなかなか伝わりにくい…。
まさにひょうたん会議もそうなんですけど、参加者の感想や写真なんかは発信できても、2時間分の熱量をどうすれば他の人とも共有できるのか。これは活動当初からずっと頭を悩ませております。
グラレコは、プロセスをビジュアライズすることで、そんな悩みの一助になり得たりします。
プロセスの視点
さらにグラレコは、完成したアウトプットだけに意味があるわけではないのです。
単なる情報整理や記録だけでなく、場の議論を整理し、フィードバックを与えることで課題解決を促進するファシリテーションの手法としても役立ちます。
グラフィックレコーダーは、リアルタイムで場に介入することで本領を発揮するようです。
議論を構造化し描きだすことによって、参加者に対して思考の偏りや欠けている視点などを指摘することができます。
ひょうたん会議では“モノ言うファシリテーター”を意識している(たまにファシれ!と叱られます笑)のですが、これを聞いて「グラフィックレコーダーって“積極的書記”なんだなぁ…」と思った次第です。
イラストとの違い、グラレコの抱える課題、具体的なプログラムなどなど…
ちょっと長くなってきたので、続きは別記事で書こうと思います!
インフォグラフィックスもグラフィックレコーディングも「仕上りのデザイン性」に目が行きがちですけど、アウトプットに表れない、実は裏で行われている情報整理や編集能力が非常に問われることがわかりました。
ひょうたん会議では、目に見えるゴールの裏に隠れている“重要だけど緊急じゃないこと”に、引き続きフォーカスを当てていきたいです。
(おまけ)ワークショップ後半の実践編にて、あめのアウトプットの一部…笑
続きは別記事で…!
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