ap bank fesとシン・ゴジラから音楽への向き合い方まで、雑感。
『Reborn-Art Festival × ap bank fes 2016』に行ってきました!
今まで音楽はパンクやロックが中心で、あまりJ-POPを聴いてこなかったのですが…
友人がチケットを取ってくれて、フェスは大好きなので行ってきました。
フェスの感想は個人的にfacebookで投稿するとして…
すみません、唐突に話は変わりますが、映画「シン・ゴジラ」を観てきました。
察しのいい方はもうお気づきかもしれませんが…
実はap bank fesもシン・ゴジラも、なんの下調べもなく軽はずみで行っただけでした
直前にネットで調べたら、宮城県石巻港という、震災後しばらく瓦礫撤去の場だったところがフェス会場であることを知りました。なんとわたくし、人生で初めて東北に行きました。
シン・ゴジラも思い付きで行ってみただけなのですが、観る直前に震災を示唆した内容であることを知りました。
東北大震災については、所属してる団体FIWCが当時から復興支援に入っていて、間接的に近いものではありました。
しかし当時の俺は社会人なりたてのタイミングで、団体からも距離を置いていたので特に何するわけでもなく…
恥ずかしながら結局、自分事にまで落ちてこないまま今日まで過ごしてきました。
そして今回初めて被災地へ足を踏み入れ、震災時の状況を地元の人からたまたま聞いたり、砂利と雑草しかないフェス会場を目の当たりにしたり、やっと少し現実感が自分の中で芽生えた感覚です。ほんと今さらなんですが。
フェス会場の石巻港近くにある工場
そんな感覚のなか、たまたま見たシン・ゴジラ。
内容はまさに、人智を超えた天災による都市壊滅と、その事態を社会はどう収束させるか、そして人間はその先の未来をどう見るかという、虚構のゴジラを通した現実の手続きを表した映画となっています。
もしかしたらそのような示唆を富む映画はたくさんあるのかもしれませんが、たまたま東北に訪れた後に観たことで、よりリアル感を意識させられたように思います。
皆さんにとって、あの震災は何ですか?
正直自分は、今日の今日まで自分事のように思えたことはあまりなかったし、今回初めて訪れたとはいえ、ただただフェスに行ったまでです。
なので震災についてあーだこーだ言えることは何もありません。
ただなんとなく感じるのは、音楽や映画といったアートって、問題や争いの根本的解決に直接結びつくものではないのかもしれないけど、間違いなく人を動かすチカラを秘めたものだなぁ…
と、稚拙な表現で恥ずかしいんですが笑、なんとなく、なんとなく思うのでした。
趣味ではありますが地元の仲間とバンドを組んでいるため、音楽への向き合い方について、ただ楽しむだけのコンテンツじゃなくて、なにかしらもっとエモーショナルな意義を持って楽しみたいなぁと日々思ってたりします。
こんなとりとめのない記事を書くのもどうかと思いましたが、ちょっと書き残しておきたくて。おそまつ。
Art & Science
かとから教わった、好きな言葉です。