ひょうたん会議

「楽しもう、ちょっとマジメな話。」をモットーに、“重要だけど緊急じゃないこと”をテーマにした飲み会スタイルの少人数制ゆるゆるセッション。

| About | News | Report | Notes | Internship | Books | Contact |

インフォグラフィックスのワークショップに参加してきました!

はじめての方へ→ ひょうたん会議とは?

あめです。

以前インフォグラフィックスに興味をもった話を書きましたが…

hyo-tan.hatenablog.com

 

さっそくワークショップに参加してみました!4,000円払って!!

peatix.com

 

 

講師は“地理人”今和泉 隆行さん。

代表プロフィール ‹ 地理人研究所


幼い頃から、実在しない都市の地図、空想地図を描いているそうです。
イントロダクションで(なんだか変わった人だなぁ…)と思ったのですが、タモリ倶楽部にも呼ばれるような、やはり突き抜けて変わった方のようです笑

会の構成としては、5,6人のグループでテーブルを囲い(10グループぐらいあった)、地理人さんの講義→個人ワーク→グループ内共有→全体共有→講義…が繰り返されるかたちでした。


インフォグラフィックスってなに?

「インフォグラフィックス」とは、インフォメーション(情報)とグラフィック(視覚表現)をかけあわせた言葉であり、グラフ、チャート、マップ、イラストなどを用いて、文字や数字だけではわかりづらい情報を視覚化したものを指す。

インフォグラフィックス基礎 - 多摩美術大学 情報デザイン学科 情報デザインコース より

 

一見ばらばらのデータが、ビジュアルの力で結びつきが明らかになっていく。こうした新たな発見をもたらすのが、インフォグラフィック制作の楽しみのひとつです。

たのしい インフォグラフィック入門 より

 

たのしい インフォグラフィック入門

たのしい インフォグラフィック入門

 

 

複雑な情報を可視化するためには、単に“絵が上手い”だけでは足りないとのこと。
では絵が上手い以外に、どんな技能が必要なのでしょう?

 

インフォグラフィックス制作に必要な3つの能力

3つの基本能力が必要とのことです。

 

f:id:Hyo_tan:20160607223047j:plain

 

なるほど絵が上手い能力というのはインフォグラフィックス制作の最終段階で必要なスキルで、そもそもなにをどのようにデザインするかという、情報の取捨選択が求められるんですね。

美しくする(デザイン)ためには、過剰な情報をそぎ落とす(編集)必要がある。
そぎ落とす情報を選択するためには、複雑な情報をグルーピングする(解析)必要があるようです。

ということで、このワークショップでは情報の「解析」「編集」に重点が置かれていました。

 

~~余談~~

地図のつくりがどのようになっているか、についてのお話もありました。
地図はいろんな情報の層が重なってできたものとのことです。

▼地形の層
f:id:Hyo_tan:20160607224548j:plain

Google Maps に「地形」が追加 (でぃべろっぱーず・さいど) より

 

▼行政界の層

f:id:Hyo_tan:20160607224722j:plain

http://www.pasco.co.jp/products/pfmg/ より

 

▼道路鉄道の層

f:id:Hyo_tan:20160607224924g:plain

大峯山護持院 櫻本坊 地図 より

 

▼施設の層

f:id:Hyo_tan:20160607225151p:plain
MAPLUS for スマートフォン -地図画面での基本操作や表示物について- より

 

このような無数の情報が、層ごとに分類され、その層が重なって地図となるんですね。
まさしくインフォグラフィックスです!

 

ちなみにこんな個人ワークがありました

【課題1】
たくさんある製品を分類するワークがありました。

f:id:Hyo_tan:20160607231602j:plain

 

【課題2】
一見ばらばらのデータが、ビジュアルの力で結びつきが明らかになっていく。その伏線だったのかもしれませんね。

f:id:Hyo_tan:20160607231732j:plain

 

【課題3】
3つの必要スキル「解析能力」「編集能力」「デザイン能力」を一通り学んだ上で、実際に人生を図示化するワークがありました。

f:id:Hyo_tan:20160607232041j:plain

 

【課題4】
仕上げに、テキスト情報を図示化するワークがありました。課題3の知ってる情報の図示化に対して、最終課題は今知った情報の図示化でした。

f:id:Hyo_tan:20160607232330j:plain

 

 

参加してみての感想 

参加者すごい。もちろんバラつきはあるのですが、限られた時間で素晴らしいアウトプットを出す参加者さんが何人もいらっしゃいました。

また自身の反省として、学びを即アウトプットに繋げる能力に欠けてるかも?と感じました。これまでの学びが我流すぎたのでしょうか?
課題1で学んだ要素を、課題2で生かせてなかったり。周りの方のアウトプットを見て、「あ、さっき学んだばっかじゃん…」と反省することが多かったです。
アウトプットの差だけでなく、インプットの能力の差を痛感しました。やっぱ日頃から本読まなきゃダメかな?

とにかく、アウトプットを他者とその場で比較できる場は、大海を知り危機感を抱くためのいい機会だと思いました。

 


またワークショップに参加したことで、自分のマインドが少し明らかになりました。
自分はインフォグラフィックスをやるのが目的なんじゃなくて、そのエッセンス(情報を引き出す、整理する、可視化する、デザインする能力)をもっと鍛えたいんだ、と。
そういう意味でも、インフォグラフィックス化を常に念頭に置いて物事に向き合うのは、いい筋トレになるのでは…と思いました。

 

今回4,000円を払って参加しましたが、それだけの価値はものすごくありました。
ひょうたん会議で金稼ぎは考えてませんが、ひょうたん会議をベースにした企画で、お金を払うだけの価値を認めさせるようなコンテンツを生み出したいと思わされました。
インフォグラフィックスに限らず、たくさんの学びのあるワークショップでした。

 

※この会でグループが一緒だったご縁で、後日別のイベントにも参加しました!

hyo-tan.hatenablog.com

 

 

おまけ…笑

f:id:Hyo_tan:20160607234057j:plain