Books #2: 右脳を上手につかって夢を叶える 「幸せな宝地図であなたの夢がかなう」 ★★☆☆☆
*★はひょうたん会議を深化させるために参考になった度合いを指し示しますので一般的なレビューではないことご了承ください
今回は、立教大学有馬ゼミ(マーケティング専攻)の後輩が自分たちで「ゼミをよくするため」にみんなでわくわくする状態を共有しよう、という目的の元に企画したサブゼミの参考にしたいと推薦された本です。
なるほど「わくわくする状態を共有しよう」とは一見マーケティングや学問的な視点からは遠いようですが、ゼミを運営し、日々脳に汗を流しているのは結局人。彼らが自ら楽しんでいれば学びもより吸収がよくなるはずです。目的がハラオチしている状態であれば自発的に学び方やグループワークにもいい作用が生まれると思うのです。
そんな「わくわく」を可視化するためのヒントをくれるのがこの本、ということでサブゼミのプロジェクトオーナーである私たちOBにも紹介してもらいました。
この本でヒントになったのは以下です。
夢を具体的にイメージして表現してみる
そして具体的にしたイメージを定量的にできるよう少し目標化してみる
具体的なアクションのヒントは以下です。
・「真っ赤なりんごをイメージしてください」でわくわくをイメージすることを疑似体験する(右脳を使う)
・「夢をあきらめてしまう10の理由」からわくわくの阻害要因をあえて出してしまう
1 最初から夢の実現をあきらめている
2 イメージがうまく描けない
3 やる気や情熱が長続きしない
4 具体的な行動・実践に結びつかない
5 目標を日々の忙しさの中で忘れてしまう・思い出す回数が少ない
6 能力やセルフイメージが夢に程遠いと思ってしまう
7 努力や苦痛を伴う。効果が上がらない方法をただ繰り返してしまう
8 忙しい中で夢現実に取り組む時間が取れない。習慣化できない
9 成果がはっきりと感じられない。成果が出るまで待てない
10 積極思考だけでは、金なし・知恵なし・人脈なしの壁を突破できない
・「いま、あなたの周りには赤いものがいくつありますか」で普段からわくわくを「意識」することの大切さを疑似体験する(意識しなければ情報は入ってきにくい)
・人生を14の領域に分類したときのそれぞれのわくわくの状態をイメージしてみる
【目に見えるもの】
お金
仕事
持ち物
住宅
【目に見えないもの】
パートナー
人間関係
家族
コミュニティとのつながり
性格
健康
時間
趣味
ライフワーク
・スランプに陥ったときに助けてくれるものを知っておく
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ひょうたん会議で取り扱う問題も、重要性が高く緊急度の低いものであるがゆえにこうした内容があてはまると感じます。右脳を使って、阻害要因を知っておくこと、そして夢に関する領域について考えをめぐらすこと。どれも大切なことばかり。インプットとアウトプットをバランスさせながらひょうたん会議にも活かしていきます!