ひょうたん会議

「楽しもう、ちょっとマジメな話。」をモットーに、“重要だけど緊急じゃないこと”をテーマにした飲み会スタイルの少人数制ゆるゆるセッション。

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Notes: コーチングで「響き」を共有すると涙すら出るという話 by かと

はじめての方へ→ ひょうたん会議とは?

ひょうたん会議を通じて自分たちの学びもより深化させていくべく、連続インタビューセッションを実施しています。

 

第一弾(芝池玲奈さん)はコチラ

hyo-tan.hatenablog.com

第二弾(峯崎康太さん)はコチラ

hyo-tan.hatenablog.com

 
第三弾は齊藤宏(さいとうひろし)さん。かとの会社の敬愛する先輩のひとりでありながら、ご自身でプロとしてもコーチングを実践されている方です。数年前に体調を崩されて療養を余儀なくされ、そのときコーチングと出会ってから自身の人生における価値基準が明確になったといいます。それは「家族」だそうです。それまでももちろん家族を大切に、仕事をしていたといいます。ところが、病を患い、さまざまな体験を通じて価値基準が明確になったあとは、「ねぇちょっとお父さん」と子どもから声を掛けられてそのときちょうど出勤するときであったとしても、手を止めて足を止めて話を聞くようにする、と決めたそうです。それによって電車に乗り遅れることがあろうとも、自身の優先順位が明確になったことが行動を変えてくれたと教えてくれました。

そんな齊藤さんにひょうたん会議でも必要になるであろうコーチングについて教えてもらうためランチをご一緒する機会をもらいました。

齊藤さんがそのインタビューセッションを通じて教えてくれたのは以下です。
 
①カウンセリングがマイナスをゼロにするプロセスだとしたら、コーチングはゼロをプラスにするプロセスのこと
 
カウンセリング、というものがあります。
学業や生活、人間関係などで悩みや適応上の問題をもつ人に対して、心理学的な資料や経験に基づいて援助すること。(大辞泉)
一方、コーチング、というものがあります。
1 運動・勉強・技術などの指導をすること。
2 自分で考えて行動する能力をコーチと呼ばれる相談役との対話の中から引き出す自己改善技術。1990年代に米国で社員育成技法として始まる(大辞泉)
辞書を読んでいては感じ取ることのできない、ハラオチした表現だと思います。
 
「自分自身の価値観とは何か」を探すのを手伝うためにコーチングは存在していて、物事の判断基準、動こうとする原理原則のことだといいます。
 
②コーチングではテンションをあげることを目指すのではなく、モチベーションをあげるためのサポートをする。
 
テンションをたとえるならば赤い炎。 

 テンション

  
一方モチベーションは青い炎。
 

 モチベーション

 
 そのふたつに違いをみたときに、コーチングが目指すのは個々人の青い炎を燃やしてあげるサポートをすることなのだそう。
 
 
③ひとの本質的な変化に触れることを「響き」と呼び、これを共有すると涙すら出る
 
コーチングで実践するプロセスでは、参加者と心の通ったコミュニケーションが成されます。それぞれの本音に近づくためにまず「心にスペースをつくる」ことをすることからはじめるのだそう。まず、その場で溜め込んでいるものを発してもらうことで、これから何か話をしようというときに自分の心に残っているもやもやや、聞いてほしいたわいもないことを吐き出してもらい、心に余裕をつくることなのだそうです。具体的には「今日電車でこんなことがあって〜」や「実はこの間彼女にフラれちゃって〜」といったことです。これを一度吐き出してもらうことでスペースを作り、コーチングのセッションをはじめるといいのだそう。
こうして本音同士で語られるときに、そこに集った参加者は本質に触れる質問を通じて「相手の変化に気付き」、それを「言葉に変換してあげて」「伝える」ことで本人ですら気がついていなかった自分自身の本質に「気づく」のだそうです。

この本質的な変化が呼び起こされた瞬間を「響く」と呼び、その場にいるひとたちに共鳴する。すると涙すら出ることがあるのだそう。
こうした感情に寄り添う体験ができるのもそれぞれが本音で思いを分かち合うからなのでしょうね。
 
 ひょうたん会議でも、ひょうたん会議らしく、ゆるーい雰囲気の中にも個々人に寄り添った、心が触れる体験が味わえる日が来るように進めていきます。
 

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「楽しもう、ちょっとマジメな話」

重要度は高いけれど、緊急度が低くてつい後回しにしてしまう、誰もが抱える問題。

ひとりの教え手がいて進行する学びのスタイルではなく、教えを受けたい(課題を抱えた)参加者による双方向な学習機会を提供します。

その間を取り持つのが我々ファシリテーター。論理的な思考を目指しながら進行と質問を通じてメンターそしてプロテジェの両者の間に立ち、「情報収集・整理/ 堀り下げ/ 原点回帰」をしながら進めていきます。

 

メンターに対して、過去の経験や判断の基準となる価値観を聞き出したり、自分たち自身の価値観を引き合いに出しながらより多面的な学びの時間を目指します。

 

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http://goo.gl/forms/1PojL7KLMj 

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