Notes: ファシリテーションで生きるという話 byかと
ひょうたん会議を通じて自分たちの学びもより深化させていくべく、連続インタビューセッションを実施しています。
第一弾は株式会社フューチャーセッションズでセッションプロデューサーを務めていらっしゃる芝池玲奈(しばいけれな)さん。
ファシリーテションやメンタリング、コーチングといったキーワードで情報収集しているときに出会ったのがこの記事。
ETICのソーシャル・NPO・ベンチャー求人情報(全国)である“DRIVE” の記事ですが、一読して感じたのが、「会いたい」。直感でした。
私が学生時代にワークショップに取り組んでいたときは、可能性を感じながらも何が生まれるか決め手にかけていた感覚でした。
本文のこんな言葉から、今の自分たちと似た感覚を持っていたことがあったんだな、とうかがい知ることができました。同年代であることや、前職の研修会社で教育関連に携わっていたという経歴から、「学びの場」に関する経験と知見・考え方をシェアしてもらうことができたらいいインプットになるのでは、とわくわくさせてくれました。
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実際にコンタクトを取らせていただくと、急な連絡にも関わらず快諾いただいて時間をつくってもらうことができました。お会いして実際にお話させていただくと芝池さんはとても気さくで、濃密な時間になりました。
事前にひょうたん会議についてもBlogを見てくれていて、ひょうたん会議の概要説明のあと、ファシリテーティングについてかととあめの今持ちうるすべてを一旦ぶつけさせてもらいながら、意見をもらったり深堀りしてもらったりと、まさにファシリテーティングを通じたセッションになりました。
もともと僕らはファシリテーターの役目を「進行」と「質問」と位置づけており、意識したいことを洗い出していました。
これを踏まえたうえで芝池さんから「なるほど」な以下をシェアしてもらいました。
1)場を整える、マッチングを含めた事前準備をすること
会の進行はその「事前準備」から始まっているといいます。参加対象者のニーズや悩んでいることの事前ヒアリング、進行上でのあらかたの構成・ストーリーと仮説。事前に考えることがあるからこそ当日現場で起こることとのギャップがわかるし、仮説検証を実際にその場でできるから軌道修正や方向付けに役に立つのだと。
2)セッションの中での進行は「参加者との関係性作り」「聞き出す」「本質的な発見を提示する」「自分で問いを立ててもらう」「自分でアクションをみつけてもらう」の5つがポイント
当日の進行では、まず参加してくれたひとそれぞれに「ここはなんだか安心できて安全に話せる場所なんだな」と思ってくれることが大切、と言います。
そのうえでファシリテーションを通じて事前に準備した仮説をぶつけたり、悩みをぶつけられたりしながら「聞き出し」、「本質的な答えを提示する」。この部分は自分たちでも実践したり学びを深めながらさらに理解する必要があるものの、芝池さんの言葉を借りると、参加者が「自分自身で」納得したものについて、「参加者自身が」自ら気がついて問いを考え直しをすることができている状態を言うようです。
ひょうたん会議においては、参加者が提示した問いが、はたして本当に「重要だけど緊急度が低い問題」なのか、その認識の「問い直し」が当てはまるように感じました。自身がハラオチした問題だからこそ、そのあと自分で立てた問いに対して自分自身でアクションをみつけ、行動を促すことができると感じるからです。
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この濃密な時間を通じて、芝池さんの描くビジョンにも触れることができ、大学時代にラーニングセッションを体験し、研修会社で講師の経験もある彼女だからこそファシリテーションに感じる可能性に触れることができました。
「ファシリテーティングは他者に作用することで、その瞬間でなくともいつかわからなくともアクションとなって変化を起こすことができる。変化が起これば世の中がよくなる。今はそのインパクトの影響度や影響力について考え、行動しているんです」
こんな力強い言葉と共に、「ファシリテーションで生きる」ということを体現している姿に勇気と明日へのやる気をもらいました。
いつか一緒にセッションできることも約束し、この日はわくわくしたまま眠りにつきました。
連続インタビューセッション第二弾はコチラ
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「楽しもう、ちょっとマジメな話」
重要度は高いけれど、緊急度が低くてつい後回しにしてしまう、誰もが抱える問題。
ひとりの教え手がいて進行する学びのスタイルではなく、教えを受けたい(課題を抱えた)参加者による双方向な学習機会を提供します。
その間を取り持つのが我々ファシリテーター。論理的な思考を目指しながら進行と質問を通じてメンターそしてプロテジェの両者の間に立ち、「情報収集・整理/ 堀り下げ/ 原点回帰」をしながら進めていきます。
メンターに対して、過去の経験や判断の基準となる価値観を聞き出したり、自分たち自身の価値観を引き合いに出しながらより多面的な学びの時間を目指します。
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