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ひょうたん会議

「楽しもう、ちょっとマジメな話。」をモットーに、“重要だけど緊急じゃないこと”をテーマにした飲み会スタイルの少人数制ゆるゆるセッション。

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Books #3: 壁を見極めてよりよい商品に!「面白い企画がなぜ、残念な商品・サービスに変わってしまうのか?」 ★★☆☆☆

はじめての方へ→ ひょうたん会議とは?

*★はひょうたん会議を深化させるために参考になった度合いを指し示しますので一般的なレビューではないことご了承ください

 

2015年10月から走り始めたひょうたん会議。徐々にそのコンセプトや持っている差別性に考えを深めているものの、折に触れて違う視点で自分たちの商品であるひょうたん会議について考え直す必要があると感じて手にとりました。

 

www.amazon.co.jp

 

これはズバリ、タイトルに似た問題意識を持っていたので手に取りました。
「面白い企画が残念な商品に変わってしまう理由」について、著者は以下の7つの壁を提示しています。

1 アイデアを出す壁
2 コンセプトを練り上げる壁
3 コンセプトに自信を持つ壁
4 上司を説得する壁
5 関連部門を巻き込む壁
6 社外の協力者を巻き込む壁
7 チェック&アクションの壁

この本からひょうたん会議へのインプットは以下です。

 

①「人間観察」を習慣化する
わたし自身、マーケティングに興味を持って学生時代から過ごしており、本業でも企画やマーケティングを中心に日々仕事をしていますので親和性高い内容です。
マーケティングのスタートポイントは現場の観察にあると思っています。
街を歩くときでもできるだけ「実況中継」を意識しています。看板の名前ひとつでも心で読み上げてみると普段意識していない情報まで呼び込んでくるものです。
また、実況中継をすると店舗のさまざまな施策にも気がついたりします。

ついつい「わたしならこんな企画にするのに」とか「俺はぜったいこんなの買わない」と思ってしまいがちです。しかしそれは現物の観察がベースになっていなければいけません。
いつも「事実→読み取り→TODO」です。

この順番を崩してしまっては勝率高くマーケティングを実行することはできない、そう信じています。

 

事実をしっかり観察したあとに、それはどういうことか、そしてどのように施策に落としているか。提案が出てくるのは、その観察の読み取りに対する指摘なのかそれとも具体策へのコメントなのか、それを理解する必要があります。

 

たとえば、デパートのおもちゃ屋さんを観察します。

「店頭にモニターが置いてあり、子供向け番組が流れています。でも少し高いところに置いてあるため子供は見向きもせず下の段にあるおもちゃに夢中です。」

 

この観察を元にすぐに「子供向け番組を見せるために下の段にテレビをもってこなくちゃ子供は誰もみないよ」と提案してはいけません。


提案したくなる、アイデアがパッと浮かんだ自分を褒めてあげつつ、ここで読み取りを開始します。

 

「(モニターを置いて子供向け番組を流しているのは)子供に足を止めてもらうためだ」と。

 

そして読み取りの視点を変えるためにこんな思考をしてみます。

モニターを「あえて」高い位置に置いているのは何か理由があるのでは、と。
すると、隣の売り場が少し種類が違うけれど同じおもちゃ屋さんであることに気がつきました。さらにフロア全体が男の子向け売り場、女の子向け売り場、男女両用売り場で仕切られていることに気がつきます。

 

そして先ほどの観察からの読み取りに別の視点が存在していることに気がつきます。
「(モニターをあえて少し高い場所に置いて子供向け番組を流しているのは)ほかのおもちゃ売り場よりも早く興味を持ってもらうためだ」と。

 

そののちにTODOを考えます。

子供が売り場に近づいてほかのおもちゃ売り場ではなく自社の売り場に来て足を止めてもらうためには、モニターを高めに置くことも合っているかもしれない。ところがほかの売り場より早く注目されて来店してもらうためには①音楽を鳴らしたり、②フロアの床に動物やキャラクターの足跡を貼ったり、③テレビでなくて大型のポスターにしたり、とアイデアに広がりが出ます。

 

現場で観察をすることはとても大切ですが、その事実からの読み取りを少し変えてあげるだけで「なぜその事実がそこにあるのか」と発想することができ、実際にマーケティングを企画したり実行したりするときに自分ゴトとして計画できるものだと思います。


本書では「事実」を人間にフォーカスして購買する人や買っている人の観察を通じてアイデアを膨らませよう、と教えてくれています。
そこでひょうたん会議が観察すべき対象は何か、と発想するのです。学びの現場にヒントがありそうです。

 


②コンセプトは一言。商品特徴とは異なることを意識する。

ひょうたん会議のコンセプトは「楽しもう、ちょっとマジメな話」です。
重要だけど緊急でない普段少しとっつきにくいトピックについてマジメにばかりで話すのではなく、居酒屋でお酒でも飲みながら気軽な雰囲気を通じてセッションを行います。

このコンセプトを一言で分かりやすく表現することは引き続き進めていきます。そして商品特徴とコンセプトを混同しないこと。コンセプトはあくまで一言。商品特徴はその中身について説明したもの。ターゲット、使用シーン、コンセプトがつながるように意識するのも大切なんだとか。

 

明確なインプットがあるからこそひょうたん会議へのアウトプットに活きる。そんな意識で学びを自分たちのひょうたん会議という商品づくり活かしてみます。