ひょうたん会議

「楽しもう、ちょっとマジメな話。」をモットーに、“重要だけど緊急じゃないこと”をテーマにした飲み会スタイルの少人数制ゆるゆるセッション。

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Report: 連続ひょうたん会議 vol.14-16 グローバルマインドセットを考える

ひょうたん会議vol.14-16も前回に引き続き「連続ひょうたん会議」と名前をつけてひとつのテーマの元に3人のメンターを迎えて少人数のセッションを行いました。

 

  • 場所はこちらでした
    • Vol.14 「銀座 鶏屋 東方見聞録」:半個室でコスパがよく4~6人向け
    • vol.15 「上野 香港料理 萬華」:飲み食べ放題で圧倒的にお得な隠れた秀逸店
    • vol.16 「三田 憩 ‐ikoi‐」:半個室でとても静か 
  • ひょうたん会議vol.14 「駐在先のインドの現場から」
  • ひょうたん会議vol.15 「ボランティア先のフィリピンの現場から」
  • ひょうたん会議vol.16 「ドイツ国際平和村の現場から」
  • すべての会を振り返って‥~グローバルマインドセットを考える5つのチェックポイント~
  • 【はじめましての方へ】ひょうたん会議ってなんだ?
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「エスノグラフィー」ってなんだ…?

あめです。

先日「インフォグラフィックス」についてのワークショップに参加してきたのですが、

 

hyo-tan.hatenablog.com

 

そこで同じテーブルだった方が企画されている、少人数の勉強会イベントに参加させていただきました。

てかインフォグラフィックスのワークショップ、めっちゃ良かったので改めて感想書きますね。。
 
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企画者様のオフィスから見上げる東京タワー

時間管理マトリクスを使いこなそう!7つの習慣の第3の習慣を自分のモノにするためのヒント

時間管理マトリクスというものがあります。
 
初めて耳にする、という方のために、スティーブン・コヴィーというアメリカの作家でありコンサルタントが提唱した時間に関する考え方です。
 
7つの習慣、といった方が馴染みがあるかもしれません。
今回はそのなかで取り上げられている、「第三の習慣・最優先事項を優先する (Habit 3 Put First Things First)」を紹介します。
 
  • 時間管理マトリクスとは?
  • 1. 投入したインプットに対するアウトプットの視点 (=費用対効果)
  • 2. 日々の行動指針に対するヒント
 

もう無駄づかいしない!便利グッズはこうして選ぶと失敗知らず!?重要なんだけど緊急じゃないから購入を躊躇するアイテムとは?

世の中には沢山の便利グッズ、と呼ばれる商品が溢れていますよね。

どれも見ているとほしくなってしまうし、あると生活を豊かにしてくれそうです。

実際にあれこれ試してみて、とても便利でよく使うものや、買ったけれど一度も封をあけていない、もしくは一回だけ使って眠っているグッズがあったりしませんか?

 

この記事では、そんな便利グッズと呼ばれているアイテムを選ぶときの判断基準とアイテムの事例を紹介したいと思います。

 

  • 便利グッズって?
  • もう無駄づかいしない!便利グッズはこうして選ぼう!
  • 使用頻度が高くて自動でコトが起きるマストバイ?アイテムとは?
    • ① ロボット掃除機
    • ② 食器洗い乾燥機
    • ③ 衣類洗濯乾燥機
    • ④ 珪藻土バスマット
    • ⑤ 自然染髪
  • ★合わせて読みたい(緊急度の高いことに囚われていませんか?)
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【保存版】演劇経験者が選ぶ、はじめてでもきっと演劇に興味を持てるようになるラーメンズのコント10選

この記事では演劇経験のあるわたしが独断と偏見で選ぶ、観たらきっと演劇に興味を持つ、「ラーメンズのコント10選」をお届けしたいと思います。

 

はじめての世界に足を踏み入れることは、重要だけど緊急じゃないこと

「今まで触れたことがない世界に足を踏み入れてみる。」

 

きっかけがあれば試してみたいけれど、特に機会もないので何も変化が起きない―。そんなことは日常の中で沢山あると思います。

好奇心は持ち合わせているけれど実際の行動にはなかなか現れない。

動物は、過去に見たことや体験したことがない場合、まず逃避という行動を取ります。ところが一度それが危険でないとわかった場合、においを嗅いだり体で触れてみたりとまるでそれに好奇心を持っているかのような行動を取ると思います。

 

この、「好奇心の発露」をわたしたちがコントロールできたり、意識的に捕らえることができれば、より人間たる豊かな人生を送ることができると信じています。
これは子どもがかつて、なんでなんで攻撃を仕掛けてさまざまなことを知り情報を集め、好き嫌いや楽しい悲しいなどの判断を下せるようになっていくプロセスと根本的には共通していると考えます。

より多くの情報が入ってくる状態になるためには好奇心が必要で、あれ?なぜ?といった疑問を持つことで未知のことに対する受容性ができると思うのです。

 

これこそまさに「重要だけれど、緊急じゃないから放っておいてもいいこと」に分類できるのではないでしょうか。

 

この記事を通じてこれまで演劇に興味がなかったひとがこれを通じてちょっとでも好奇心が湧いたら書き手冥利に尽きます。

 

ラーメンズの芸はコントという境界線を壊している

ラーメンズ、という芸人がいます。

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彼らは現在活動を休止しているのですが、(実は6月26日に復活するそう)

彼らの作品はもはやコントの領域を出ていると感じざるをないことが多いのです。

 

10の作品をとっつきやすいものから芝居の楽しみを感じられる一本まで、選んでみました。本来であれば、舞台はひとつのコントで完結するものではなく全体を通じてようやく成立するものなのですが今回はもちろん紹介編ということでそのあたりを一切無視していきたいと思います笑 わたしが選ぶ、ラーメンズのおすすめ、いってみたいと思います。

 

はじめてでもきっと演劇に興味を持てるようになるラーメンズのコント10選

 

① 日本語学校 アジア編

まずはみなさんご存知、「しんばし!しんばし!」のあれです。

www.youtube.com

 

② タカシと父さん

ラーメンズといえばもじゃもじゃの片桐さんの強烈な個性がまずはとっつきやすいポイントです。

www.youtube.com

よくひとりでこんなにしゃべれるなぁ・・ 

 

③ バニー部

そして相方こばけん(小林賢太郎さん)もひとりで演じます。

www.youtube.com

 

このあたりで、あれ、こばけんも器用なんだな、と気がつき始めます。 

 

④ プーチンとマーチン

そして徐々にふたりが発するメッセージに心奪われていきます。

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⑤ 金部

いるいる、こういう人。をまさに見せつけられます。

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⑥ 小説家らしき存在

そして見ていけばみていくほどに、こばけんの才能の豊かさに気がついていきます

www.youtube.com

そしてよく練られた構成に後半は釘付けに。

 

⑦ 科学の子

感情の変化、「入と出」の時間の変化を芝居の中で感じさせてくれます。

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人物の背景にまで想像をかきたてる豊かな表現と次々に明らかになっていく仕掛け。

 

⑧ 条例

同じ話でも表現が変わるとこうなる、という表現。

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⑨ 銀河鉄道の夜のような夜

芸術作品としてとても完成度が高いことを感じさせる一本。

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⑩ 採集

最後に鳥肌が立ちます、必ず。

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えー、もう10個終わりか!と思ってしまった方へおまけ

 

おまけ 名は体を表す

ひとつの会話からここまで広げられたらもう合コンでは無敵でしょうね・・笑

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いかがでしたか?

 

最初はちょっとしたきっかけかもしれません。

しんばし!のやつ知ってるなーとか、もじゃもじゃのひと面白いかも、とか。

そんなとき、少しでいいからもう少し深いところまでいってみる。もしくはよく知っている人に少し教えてもらう。

そんなちょっとした心がけで好奇心を行動に移して、重要だけど緊急じゃないことに取り組むことができるのかもしれません。

 

★合わせて読みたい(緊急度と重要度)

 

hyo-tan.hatenablog.com

hyo-tan.hatenablog.com

 

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「楽しもう、ちょっとマジメな話」

 

重要度は高いけれど、緊急度が低くてつい後回しにしてしまう、誰もが抱える問題。

 

ひとりの教え手がいて進行する学びのスタイルではなく、教えを受けたい(課題を抱えた)参加者による双方向な学習機会を提供します。

 

その間を取り持つのが我々ファシリテーター。論理的な思考を目指しながら進行と質問を通じてメンターそしてプロテジェの両者の間に立ち、「情報収集・整理/ 堀り下げ/ 原点回帰」をしながら進めていきます。

 

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たった半年の演劇経験が教えてくれた、マーケティングマインドを養う3つのヒント

わたしはたった半年ではありますが、演劇の経験があります。

これはそこにかけた時間に関わらず、自身の考え方や価値観に影響を与えることがあります。

 

今回は、マーケティングを専門としている身として、演劇の体験がマーケターが持っておくべきマインドセットにヒントを与えてくれたと感じることがあったのでそれを紹介したいと思います。

 

 


マーケティングマインドについて

hyo-tan.hatenablog.com


もう10年(!)も前のことになりますが、わたしは一浪して大学に入学した1年目に、ESSのドラマセミナーに入りました。いわゆる英語劇をみんなで創り上げる、そんな活動をしているサークルです。そこで演者をさせていただける機会をもらいました。
毎年11月には四大学英語劇大会という一橋・津田塾大学連合、早稲田、慶応、立教大学が競い合って発表しあう大会がありました。四大学英語劇大会は歴史のある催しで、今年で80回になるといいます。かつては野際陽子さんや別所哲也さんもその舞台に上がってご活躍されていたといいます。

 

*ところで四大ってこんなもの↓

 

matome.naver.jp

allabout.co.jp

 

 

英語も芝居も何もかも素人のわたしでしたが、正味半年の稽古と本番を通じて、人生における大切な学びを得ました。
それはまさにマーケティングマインドに通じるところがあり、普段の生活でも大きな影響を与えています。


そんな気づきと体験を、当時の演出の言葉を借りて紹介したいと思います。

 

マーケティングマインドを養うためにヒントとなる3つの言葉

①「表現されたことにはすべて意味と理由が存在する」


これは当時、本当によく聞かれました。


「今なんで一歩前に出た?」

「そこで右手を差し出すのはどんな心情からきてる?」

「その兄弟のやり取りからすると、過去のふたりはどのように育ってきたから?」


行動の理由を単純に問われるだけでなく、その登場人物の価値観や生き様まで深堀りするのです。


時にそんなことは台本には書いていない。


それでも、時代背景や季節、家庭環境や話す言葉のボキャブラリーなどあらゆる周辺の情報から類推して、表出している行動や現象の真因を探っていきます。
これが定まっていると、どの瞬間も「あー、そいつならそういう風に答えそうだよね」とハラオチ感が生まれてくるのです。

逆に、一貫性のない行動は見ている側に大きなストレスを与える可能性すらあります。
(それを逆手に取っている場合はさらにその先の話かと思います)

 

②「嘘か真か、真か嘘か」

芝居は所詮、虚構である。という言われ方をすることがあります。

確かにそれは指摘として正しい。つまり、演者という主体がとある別人格を表現し、さらに別人格を表現し合うもの同士がさらにその場の関係性と環境をつくりだす。
この複雑性は嘘に嘘を塗り重ねているプロセスのようで、そこに真実なんで介在しない、と考えてしまいがちです。


嘘がその始まりだったとしても、真実の追究を重ねていくことによって、その嘘が嘘でなくなる瞬間が訪れる。
本当のようで本当ではない。けれどすべてが嘘なわけでもなく、嘘らしくもない。そんな現実世界と虚構世界の狭間に面白さが宿る、とする考え方です。


これは日常生活でも当てはめることができます。
普段の生活をしていて、本心ではそんなこと思っていないのにお世辞を言ったり、本心を隠して強がったりすることはありませんか?
本音と建前を使い分けているうちに、だんだんと本当の自分の気持ちにすら気がつかなくなって、どちらなのだろうと考えてしまう瞬間があったりしたことはありませんか?


この「嘘か真か、真か嘘か」という表現の裏に隠された現実と虚構の狭間の面白さはそういうところにも通じるのかもしれません。

 

③「モノマネでいいから違う表現持ってきて」

 これはもしかしたら演出自身が飽きていたからかもしれないけれど笑、いつも違う表現を求められました。
違う表現を持ってくる、ということは裏を返すとそれだけ多くの引き出しをもっている必要がある、ということです。

引き出しを多く持つためには細かなことにも注意して、観察しなければなりません。

この「観察」、という点にモノマネの本質があるように感じたのです。

 

いかがでしたでしょうか?


一見仕事のためだけのマーケティング、なんて思われがちですが、その本質的な部分を理解することで他分野での学びが活きてきそうです。
「目的ありきで、相手を観察し、相手目線に立って考え行動する」ために必要なマインドセットとして参考になったならば幸いです。

 

マーケティングマインドを持つためのチェックポイント①~⑩

1 そもそもあなたの目指す、目的はなんですか?
2 目的を北極星のように定めて行動できていますか?
3 目先の目標に心動かされてしまっていませんか?
4 あなたにとっての「相手」とは誰ですか?
5 相手を観察した結果、どんなことがわかりましたか?
6 数字をもとに観察をしていますか?
7 キーとなる数字や現象をしっかり記憶(=メモ)していますか?
8 なぜその観察結果になったか、あなたなりの推測はありますか?
9 その観察結果の理由は過去に体験していたり、目にしていませんか?
10実際にその観察結果の推測は当たっていましたか?

 

★合わせて読みたい(「行動の理由」に関連して)

hyo-tan.hatenablog.com

 

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「楽しもう、ちょっとマジメな話」

 

重要度は高いけれど、緊急度が低くてつい後回しにしてしまう、誰もが抱える問題。

 

ひとりの教え手がいて進行する学びのスタイルではなく、教えを受けたい(課題を抱えた)参加者による双方向な学習機会を提供します。

 

その間を取り持つのが我々ファシリテーター。論理的な思考を目指しながら進行と質問を通じてメンターそしてプロテジェの両者の間に立ち、「情報収集・整理/ 堀り下げ/ 原点回帰」をしながら進めていきます。

 

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【保存版】マーケティングマインドを持つために必要な10のチェックポイント

マーケティングマインド?

そんな言葉があります。

 (なんだろう・・それ)

 

しかしその意味するところは一体なんなのでしょうか?「マーケティング的な発想をすること」とはわかるものの、もう少し具体的にどのような思考態度かを理解しておくと普段の生活やふとした瞬間の行動の判断基準になってくれそうです。

 

この定義を自分なりに理解する、という試みは「重要だけれど緊急でないから放っておいてしまうこと」と言えそうです。この記事ではそんな自身がハラオチするための手助けになることを目的として筆をとります。参考になることを願って。

 

 

 

そもそもマーケティングとはなんでしょう?

マーケティングマインドを理解するためには「マーケティングとは何か」について自分なりの考えが必要そうです。さまざまな定義にて言い古されているかもしれません。ですがあえて自分で言語化してみることでより理解が進みそうです。

 

マーケティングとはなんでしょう?

 モノを売るための活動、でしょうか?

 売れる仕組みのこと、でしょうか?

 はたまた、恋愛、でしょうか?

どれもなんだか聞いたことのあるような定義ですよね。いずれも正しい側面を持っていると思います。けれど自分の言葉で理解できていますか?もし「うっ」となってしまったらもう少し自分がハラオチした言葉に言い換える必要がありそうです。

 

かつての学者によると、こんな定義の仕方があります。

 

究極のマーケティングは、セリングを不要にするもの(ドラッカー)


マーケティングとは、個人や集団が、製品および価値の創造と交換を通じて、そのニーズやウォンツを満たす社会的・管理的プロセスである。(コトラー)

 

要は、売り込みをしなくても相手の側から買いに来る、と考えるドラッカーに対して、お金のやり取りだけでないでしょう、というより広い視点に立って定義しているコトラーの定義です。(コトラーの定義については社会的としている点に注意が必要です。さらに深く理解されたい方は原文に当たられることをおすすめします)

 (価値交換、としてのマーケティング)

 

わたし個人の現在の考え方では、こんなことを日々感じています。

 

「マーケティングって本当にどんな瞬間も使える原理原則だよなぁ」と。

 

つまり、お金のやり取りが発生する経済活動にのみ適用できる考え方ではなく、会社で言えば会社内のバックオフィス部門(売上に直結しない間接部門)の活動である人材採用や、はたまた家庭内のコミュニケーションにも、マーケティング的な発想を持ち込むことができる。そう考えています。

 

この考え方の背景に存在するのは、上記定義で言うところの「売れる仕組みづくり」「価値交換」に加えて、①「(自分自身の)目的の成果主義」、②「相手目線に立つこと」という考え方があるように思います。

 

よって、わたしなりの定義をいかに試みてみると、マーケティングとは、

自身の目的に対する成果を最大化するために、

相手の目線に立って発想し、行動すること

ということができそうです。

 

 

「目的に対する成果主義」

 

 「相手目線に立つこと」

 

それではそれぞれ具体的にはどのようなことを指しているのでしょうか?

これを明らかにすることによって、「xxxな考え方や発想をマーケティングマインドと呼びます」と言えそうです。それぞれの具体的な内容を紐解いてみます。

 

 

 ①目的に対する成果主義

目的?成果主義?と少し複雑な言葉を並べましたがちょっとそれぞれ考えてみたいと思います。

 

まず、目的と目標は異なる、というところから始める必要がありそうです。

 

www.slideshare.net

 

 

目的は具体的な目指す数値で表現のできない、目指す方向性やなりたい像のことを指します。

一方で目標は常に具体的で、いつまでに、どれくらい達成するのか、実際達成できたのかできなかったのか、白黒はっきりつけられるもののことを指します。

 

マーケティングマインドを持つためのチェックポイント①

そもそもあなたの目指す、目的はなんですか?

 

企業やそれぞれの主体が、何か行動を起こそうとするとき、必ず目的が存在します。

なんのためにその行動をとるのか、どんな成果を出したいのか。これを明確にするところからすべては始まります。

 

その目的に対する、「成果主義」というと一見矛盾していそうです。目的が数値で表現できないものだとすると成果主義とはどういうことか、と。

ここで言う目的に対する成果主義とは、あくまで目的に対して成果を最大化するために考え、行動を取る、という意味にその真意があり、目先の目標達成・未達成ということは目的を実現するための通過点に過ぎない、ということです。

 

このため、いつでも北極星のように目的を定めながら行動をし続ける、という態度が必要なのです。

 (ブレのない一点、それが北極星)

 

マーケティングマインドを持つためのチェックポイント②、③

目的を北極星のように定めて行動できていますか?
目先の目標に心動かされてしまっていませんか?

 

 ②相手目線に立つこと

相手目線くらいわかるよ、という声も聞こえてきそうですがちょっとだけ具体的に考えてみてください。あなたにとっての相手、とは誰でしょうか?当然状況や見ている視点によって常に変わりますよね。

 

今、目の前に対峙しているひとりの人を相手、と呼ぶこともあればその後ろにいる複数人のグループのことを指すこともあるでしょう。目に見える存在を相手、と呼ぶこともあれば目には今見えない組織やグループ、社会を指すこともあるでしょう。

 

マーケティングマインドを持つためのチェックポイント④

あなたにとっての「相手」とは誰ですか?

 

 

それでは目線に立つ、ということはどういうことでしょうか?

立場に立って考える、ということでしょうか?でもそれって具体的にどういう意味でしょう?

 

私は 観察 が必要不可欠だと考えています。相手が今どんな状況で、どんな行動をとっていて、どんな心理状態なのか、これを知る必要があるのです。そのためには徹底的な観察が必要ですし、その行動、心理状態の背景にある理由や原因を探ることによってより理解が進むと考えるのです。(もちろんいくら観察したってわからないものだってあるよね、という前提の指摘には肯定的な意見を持っています。ただし、真因を探るプロセスに意味があるでしょうという意味で取ってくださいね)

 

マーケティングマインドを持つためのチェックポイント⑤

相手を観察した結果、どんなことがわかりましたか?

 

この観察をより具体的で真因に近づくためにサポートとなるのが、自分自身の体験です。やはり体験に勝るハラオチはありません。実際に同じことを体験した人であれば相手の痛みや喜びが味わえる、その感覚と同じです。

 

 

単に観察をしましょう、といってもジロジロと見ていたり漠然と眺めているだけでは観察とは呼べません。ここで言う観察とは、相手のささいな変化に気がつく態度のことを指し、気がついた変化の真因を知ることによって相手目線に立って目的を果たすためにある、ということを忘れてはいけません。

 

そのための行動指針を以下に挙げてみたいと思います。

 

より精度の高い観察(=細部の変化に気がつく態度)をするために必要なこと

  ・数字で理解する

  ・指標となる数字や現象は記憶(=メモ)しておく

  ・観察結果の理由を推測する

  ・過去の体験や現象などとつなげて一般化を試みる

  ・持った仮説を検証する 

 

 (観察によって真因に近づく・・)

 

マーケティングマインドを持つためのチェックポイント⑥~⑩

数字をもとに観察をしていますか?

キーとなる数字や現象をしっかり記憶(=メモ)していますか?

なぜその観察結果になったか、あなたなりの推測はありますか?

その観察結果の理由は過去に体験していたり、目にしていませんか?

実際にその観察結果の推測は当たっていましたか?

 

これらをサポートするのが実体験であり、体験があれば観察結果からの推論が早くなり、検証速度も向上すると考えられます。(と同時にオモイコミ、が発生してしまうリスクもあるので注意が必要ですが)

  

 チェックポイント一覧

  

マーケティングマインドを持つためのチェックポイント①~⑩

 

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1 そもそもあなたの目指す、目的はなんですか?
2 目的を北極星のように定めて行動できていますか?
3 目先の目標に心動かされてしまっていませんか?
4 あなたにとっての「相手」とは誰ですか?
5 相手を観察した結果、どんなことがわかりましたか?
6 数字をもとに観察をしていますか?
7 キーとなる数字や現象をしっかり記憶(=メモ)していますか?
8 なぜその観察結果になったか、あなたなりの推測はありますか?
9 その観察結果の理由は過去に体験していたり、目にしていませんか?
10実際にその観察結果の推測は当たっていましたか?

 

いかがでしたでしょうか?

 

マーケティングという言葉にしにくい概念をあえて表現してみて、少しでも理解が進み、普段の生活でふとした瞬間に変化がおとずれたら書き手冥利につきます。

 

それが「重要だけれど緊急じゃないから放っておいてしまうこと」を考える最大のメリットですから。

 

 

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★合わせて読みたい (目的をハラオチさせることって?)

hyo-tan.hatenablog.com

  

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「楽しもう、ちょっとマジメな話」

 

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News: 次回予告 vol.14,15,16 連続ひょうたん会議「グローバルマインドセットを考える」

みなさんはグローバルマインド、という言葉を耳にしたことがありますか?

 

なんとなく、世界を舞台にして活躍するための物の考え方、といったことをイメージしないでしょうか?

 

今回の連続ひょうたん会議では、このグローバルマインドについて考えてみます。

 (グローバル・・)

 

確かにグローバルやグローバル化といった言葉が持つ意味合いには世界的であるとか、地球規模の、といったものが含まれます。

さらには、技術の進歩によって国境を越えて情報や経済活動が行われることも指摘されています。みなさんの中にもすでにこうした国境を越えた仕事に従事されていたり、普段の生活で実感している方もいるかと思います。

 

====

 

ところでサンダーバード国際経営大学院のマンスール・ジャビダン名誉教授らの調査によるとこんなものが示唆されています。

ダイアモンドビジネスレビューに取り上げられていたものから引用します。 

 

 国内では常に高い業績を上げ、やる気や野心を持ったエース社員がグローバル環境となると、まったく成果を出せなくなるケースがある。異なる環境でも活躍できる人材と、失敗に終わる人材の分かれ道はどこにあるのか。世界各国のシニア・エグゼクティブ200人以上、マネジャー5000人以上を対象に調査を行った結果、明らかになったのが「グローバル・マインドセット」の違いである。グローバル・マインドセットは「知的資本」「心理的資本」「社会的資本」で構成され、すべての資本に秀でた人材が、グローバル環境でも成果を上げることができる。グローバル・マインドセットの有無は育った環境に大きく左右されるが、後発的に向上させることは可能である
http://diamond.jp/common/images/v1/dhbr/dhbr/003_sekai.pdf

 

ここで指摘されていることの前提は、「ビジネスにおける」グローバル環境下での成否の分かれ道に上記3つの資本がある、ということでした。

 

====

 

ところが本当にビジネス環境下にのみ適応可能なのでしょうか?
もしくはグローバル環境下においてのみ関係するところでしょうか?

 

いいえ、そうは思いません。

 

わたしたち日本人同士だって、日本語で話し合う者同士であったとしても、多様な価値観やバックグラウンドをもった人たちと生きていく必要があります。

 

情報技術や働き方、外部環境に大きな変化が起きている今、そしてこれからさらに加速する変化に備えてわたしたちが考えておくべきことはなんでしょうか?

 

「グローバルマインドセット」というひとつの価値基準をヒントに、これから来る未来にどんな備えをしておけばいいのか、一緒に考えてみませんか?

 

 

 

今回のメンター陣もユニークな経験をされている方ばかり。実際に海外を舞台に働いた経験やボランティアに従事していた体験、国際平和村にてインターンに入り込んだこと、さまざまな角度から今回のテーマについて話してみましょう。

 

ご参加、お待ちしています!

 

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各回19:30〜@都内某所

 

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「楽しもう、ちょっとマジメな話」

 

重要度は高いけれど、緊急度が低くてつい後回しにしてしまう、誰もが抱える問題。

 

ひとりの教え手がいて進行する学びのスタイルではなく、教えを受けたい(課題を抱えた)参加者による双方向な学習機会を提供します。

 

その間を取り持つのが我々ファシリテーター。論理的な思考を目指しながら進行と質問を通じてメンターそしてプロテジェの両者の間に立ち、「情報収集・整理/ 堀り下げ/ 原点回帰」をしながら進めていきます。

 

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Notes: 「インフォグラフィックス」っておもしろそう byあめ

かとと、かとの後輩と3人で飲みに行きました。

 
場所は赤坂にあります鳥料理屋さん、一鳥。
 
かとがボトルキープをしてる、行きつけのお店とのこと。
どうやらチキン南蛮が名物らしい。
 
まぁまぁまぁ、とは言えまずはあん肝ポン酢で乾杯。
 
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お目当てのチキン南蛮は、かとの後輩ちゃんが来てから頼むとしよう。
 
ーーー
あめ「ひょうたん会議って、必要なんかね。」
 
毎度こんな話をする。
 
あめ「やっぱセミナーとか講演会とか、人の話を聞いてたいって人が多くを占めてるんじゃないかな。潜在的には、もっと話したい!って人がたくさんいるんじゃないか、と思ったけど、実はそうでもなかったり?」
 
かと「昨日有休だったから、新しい革靴買ってん。」
 
あめ「おお!いいね!…で、どうなんだろ?」
 
かと「たしかに、自分から話したいって人よりは、人の話を聞いてたいって人のが多くはいるだろうね。」
 
あめ「あん肝やばい。」

 

仕事終わりのあん肝とビール、たまらん…!
 
かと「じゃあそれが話したくない、なのか?って言ったら違うよね。」
 
あめ「そうだね。聞きたいし話してもみたいんだけど、どう話したらいいのか?なにを話したらいいのか?自分の話をしていいのか?そんな潜在意識があるんじゃないかな。」
 
かと「後輩ちゃん、あと15分くらいで着くっぽい。」
 
あめ「おけ。すいませーん。ビール2杯お願いしまーす。」

 

互いに一杯目のジョッキは、喉を潤すのにググッと流し込まれる。

 
かと「だから話すスキルや聴くテクニック、場のマネジメントってのを意識的に訓練する機会は、ニーズがあると思うんよね。」
 
あめ「セミナーに参加すれば知識は得られるけど、そのへんのニーズは満たされないままだよね。交流会とかも縁は得られるけど、自分の能力を高めるにはちと足りないね。」
 
かと「そう、だから目に見える世の中のニーズに、わざわざ俺らのHOWを合わせていく必要はなくって。」
 
あめ「こんなん良くない?って仕掛けていく。」
 
かと「そう。もちろんその都度HOWの修正はしていくんだけど、WHATはブレずに。」
 
あめ「ひょうたん会議、必要やわ。あと煮込みも。」

 

ーーー
後輩「すみません、お待たせしましたー!」
 
かと「おー、おつかれー!」
 
あめ「ども、はじめましてー。」
 
後輩「はじめましてー!ごめんなさい遅くなりました!」
 
かと「いいよいいよ、なに飲むー?」
 
後輩「ビールで!」
 
あめ「すみません、生ください!あとチキン南蛮!」

 

ーーー
広告代理店の社長室広報で働く後輩ちゃん。
 

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(と、チキン南蛮。)

 

後輩「かとさんあめさん、インフォグラフィックスって知ってます?」
 
かと「・・・(あ、あんだって?)」
あめ「あ、あぁ、聞いたことぐらいは〜・・・(ないけど)」

 

インフォグラフィックスとは…
 
※他にも画像検索するとたくさん出てきます。
 
後輩「とか、バナーとか作ってるんです!」
 
かと「へー!例えばどういうの?」
 
後輩「はい、こういうのとか、こういうのとか…」
 
スマホを見てきゃっきゃする3人。
 
あめ「おもしろーい!」
 
かと「いいねー、元々イラレとか得意だったの?」
 
後輩「いえ、できるって言っちゃったから、できるようになるしかなくって!」

 

 

後輩「今では困ったら◯◯(後輩ちゃん)って感じで、何でも屋です!」
 
かと「これおもしろいね、やってみたい。」
 
あめ「うん、画像1枚に収まるってのがいい。インスタントに拡散できるのがホントいい!」
 
かと「うん」
 
あめ「今じゃサイトのPV数も意味がなくなってきてるって記事を見たことがあるよ。みんな気になった記事とかネタは、スマホでスクショして展開するからPV数じゃ意味ないんだって。」
 
かと「やろう。」

 

ということで、こんなワークショップに参加して勉強してこよーと思います!

 
インフォグラフィックス、なんだかおもしろそうです。
 
ありがとう!後輩ちゃん!
そしてチキン南蛮もめっちゃ美味かったー!!